ハードな筋トレ後は充実感こそありますが汗だくです。
疲労感ともども洗い流すために一風呂浴びたい所ですが…。
筋トレ後の入浴って筋肉の影響はどうなのでしょうか?
筋トレ直後の入浴はNG!
結論からいうとダメです。折角の筋トレ効果を阻害することになります。
筋トレ直後の体は熱いものですが、ハードであるほど筋肉も熱を持っています。
これは筋肉が損傷して炎症を起こしているためで、入浴してしまうと炎症を酷くしてしまいます。
この時は入浴よりも炎症を抑えるためにアイシングをしっかりしたい所です。
筋肉の回復を助ける交代浴!
ただし温水での入浴が有効な場合もあります。それは「交代浴」という方法です。
具体的な方法ですがまず40℃前後の温水に3分程度浸かります。
次に20℃以下の冷水に1分間浸かり、また温水に3分…。このサイクルを3~4回繰り返します。
体は冷たい部位を温めようとし、逆に熱い部分を冷やそうとするのでこの働きを助けるのが目的です。
老廃物の排出が促進される効果がありアスリートの世界では半ば常識になっています。
しかしこれは設備の完備されたスポーツジムや入浴施設がそばにある場合でないと出来ないのが難点ですね。
浴槽に湯と水を交互に張るのでは時間がかかりますし何よりお金が…(汗)。
シャワーでも一応可能ですが…(「筋肉痛を防ぐ正しいアイシングの方法」をどうぞ)、自宅トレーニングの場合はクールダウンに努めましょう。
クールダウン
クールダウンとは運動によって緊張している体を徐々に通常状態に戻していくことです。
筋トレなどのハードな運動をしていると体に乳酸と呼ばれる疲労物質が溜まってきます。
この乳酸は筋肉痛を引き起こす物質とも言われており、溜まったままでいると酷い筋肉痛になると共に筋繊維の損傷回復速度も遅くなります。
しかし酸素が供給されると乳酸は水と二酸化炭素に分解されて抜けると共に、筋肉の回復にも作用します。
なのでクールダウンに15~20分ほどの有酸素運動は筋肉の回復のためにも重要なのです。
この辺りは「有酸素運動をしないで筋トレする方法」で詳しく取り扱っています。
一言に有酸素運動と言っても色々ありますが個人的にオススメなのはボクササイズですね。
下に人がいても迷惑をかけませんし、格闘技っぽいのでモチベーションも上がります。

実際はクールダウンですのでもう少し緩やかで大丈夫です。
そしてストレッチ。よく言われることですがこれも大切ですね。
ということで長々と話しましたが結論として「筋トレ直後の入浴はNG!しっかりクールダウンをしてから」でした。
しっかり筋肉の疲労と熱を抜いてからの入浴を心掛けましょう。
もし「いち早くサッパリしたい!」という方は…体用のウエットティッシュで我慢しましょう(笑)。
追記:アイシングなどをしっかりと行って、熱を冷ましたならばお風呂は疲労回復に効果的です。
詳しくは「筋トレ後の筋肉をケアするお風呂の入り方」をご覧下さい。