筋トレを決意するのは何もマッチョになりたいからだけではありませんね。
ポッコリとしたお腹、浮き輪のような脇腹、ふっくらとした腕や脚…。
これらを解消、ダイエットのために筋トレを始めることだってあります。
減量のための筋トレは毎日やっても良いのでしょうか?
ダイエットのための筋トレは毎日でもOK?
結論から言いますと「毎日でもOK」です。
減量のための筋トレはマッチョになるための、自分をトコトン追い込んでいく筋トレとは違ってきます。
「そこそこ」のメニューでもだらしない体を引き締める効果はあるためです。
無理のない筋トレならば毎日続けても体への悪影響はあまりありません。
毎日行うことは体力と整った体型を維持するのにも効果的です。
ただし毎日行うのにはいくつか条件があります。
毎日筋トレで注意しなければいけないポイント
まず自分の体力を過信しないで下さい。
今まで怠けていた訳ですから当然、体の強度も体力も衰えています。
太っていれば関節や筋肉への負荷も大きくなります。
早く痩せたい、体力を取り戻したいという気持ちはよくわかります。
そのために無理をして毎日トレーニングをすると蓄積される疲労も大きくなります。
年齢によっては取り返しのつかない事態に陥ることも考えられます。
安全に筋トレでダイエットするためには体の悲鳴を素直に聞くことが必要です。
特に最初の内は、ちょっとした運動でも翌日には体がガタガタということはよくあります。
「休むのも練習のうち」と、罪悪感を感じずにしっかり体を休ませてあげましょう。
この辺りについては「50代からの筋トレを始めるときに気をつけること」も併せてご覧下さい。
無理して筋トレするとどうなるか?
私は生来ナマケモノで苦労することが嫌いなためあまり無理はしません(笑)
ですが最初の頃はやはり「早く体を強くしたい」ということで毎日筋トレに励んでいました。
結果。5日ほど続けた翌日に体が動かせないほどの疲労感に襲われ、取り返すのに2週間ほどかかりました。
私が筋トレを始めて3か月ほど経った頃、触発されたのか私の知人も筋トレを始めました。
彼は私と違って真面目でストイック。毎日ジムに通って何時間も筋トレに励んでいました。
しかし1カ月後、足首の疲労骨折で急きょ入院することになりました。
聞いてみると「痛みはあったがそのうち消える」と思っていたとのこと。
何故そんなに無理をしたのか尋ねると「早く結果が欲しかった」そうです。
結局彼は筋トレに復帰するのに3か月以上かかりました。曰く「無理することの恐ろしさが骨身に染みた」そうです。
ダイエットのための筋トレに期限を設けていませんか?
「○月までに△kg痩せる」などと目標を掲げて筋トレするのは絶対におすすめしません。
筋トレは期日や数値の目標を設けて行うものではないと私は思っています。
一時の効果よりも継続していくことの方がよほど得るものは多いです。
更に数字に執着すると、思い通りにいかないことが多くストレスになります。
それよりは鏡を見て日に日に引き締まっていく体を見る方がよっぽどモチベーションが上がります。
期日とか、数値とかより「楽しくなる」やる気を養うことを気にするようにしましょう。
何事も継続するには「楽しい」という感情が不可欠です。
毎日自宅から会社まで20㎞、マラソンで通勤する知人は「最初は大変だったが楽しくてしかたない」とのこと。
誰に言われたから続けているわけではなく、楽しいから続くとのこと。
一方私は苦しくて汗だくになるマラソンが嫌いで、1カ月もせずに挫折してしまいました。
これが毎日続くか続かないかの違いです。
筋トレを毎日続けたいなら「危機感」ではなく「楽しみ」を見つけるようにしましょう。
続ける秘訣については「毎日やるのと一日おきの筋トレはどちらが効果的か試してみました」でも紹介しています。